ここ最近は一気に暑くなり、急に夏が近づいてきた感がありますね。
我が家ではこの夏を迎えるのが楽しみな理由が1つあります。
それは昨年夏から育てているカブトムシの幼虫が成虫になることです。
昨年公園で捕まえたカブトムシの飼育から卵、幼虫、蛹になるまでの過程を1年かけて見てきました。
この記事ではカブトムシの飼育記録から幼虫の管理などを書いていければと思います。また息子がこのカブトムシ飼育から学べたことなどを共有できればと思います!
(記事途中に閲覧注意写真が出てきますので虫嫌いの方はそっと記事を閉じてください。。一応モザイクかけてます。)
・1年間カブトムシを飼育してきた記録
・カブトムシ飼育で必要なもの&注意すること
・幼虫を管理する方法&注意すること
・子供(6歳-7歳)がカブトムシ飼育を通じて学べたこと
カブトムシの成長記録
【カブトムシ捕獲編】きっかけは子供の好奇心 急に駆り出した夜の公園
きっかけは息子の一言でした。

カブトムシ捕まえに行きたい!
なぜか急にカブトムシを捕まえたいと言い出した息子。
少し前に従兄が飼っているカブトムシを見せてもらったことで自分も捕まえたくなったそう。
調べると、近くの公園では夜~早朝にかけてカブトムシが大量発生していると情報を得た僕たちは、真夏の夜22時過ぎに早速捕まえに行きました。
その時の服装と持ち物は下記の通りです。
【服装】
・長袖&長ズボン (蚊や刺してくる系の虫対策)
・運動靴
【持ち物】
・軍手
・虫取り網
・虫よけスプレー
・虫かご(とりあえずの捕まえた用)
・懐中電灯&ヘッドライト
・水筒
ヘッドライトをつけて夜の公園に行くことは、息子にとっても大冒険でした。
夜の公園を懐中電灯片手に歩き回る姿は、まるで小さな探検隊。
探し始めること2時間ほど、噂通りあるスポットのクヌギの木に大量のカブトムシが!
テンション爆上がりでめっちゃ捕まえました。

そのまま家に持ち帰りこの日からカブトムシ飼育がスタートしました!
・クヌギやコナラの木を見つける
・樹液が出ている木を探す
ちなみに道中でセミの羽化シーンにも立ち会えました!これはこれで感動です。

【カブトムシ飼育編】翌日からカブトムシ飼育がスタート!まもなく産卵ラッシュ
次の日からは早速カブトムシの飼育スタートです!

我が家にある飼育ケースをフル動員してオスメスペアのセットを3セット作りました。
・飼育ケース
・カブトムシ飼育用マット
・のぼり木
・カブトムシ用ゼリー
・霧吹き

夏休みの間は夜な夜な飼育ケースから出して遊んでいました。
・同じ飼育ケースにカブトムシを入れすぎない
(特にオスを何匹も入れてしまうと喧嘩します)
・マットが乾いてきたら霧吹きで水分補給
・カブトムシゼリーはあげすぎない。1日1個目安
そして飼育を続けていると飼育ケース内に白い粒を発見。カブトムシの産卵です。
そこまで厳重に管理はしていませんでしたがおよそ1か月間でかなりの卵を産んでいました。
【幼虫飼育編】卵から幼虫が!どんどん大きくなる幼虫
夏が過ぎたころから親カブトムシはどんどんと弱り、1匹また1匹となくなってしまいました。
最初の1匹がなくなった時、息子は大号泣でした。こうして命の尊さに触れられたことはカブトムシ飼育する上での重要な学びでした。

親カブトムシがなくなってしまったタイミングで一度育てているマットを確認してみると
なんと卵から幼虫に孵っている!新しい命の誕生にこれまた感動しました。ざっと数えてみると50匹ほどの幼虫がいました!
ここからは幼虫の管理が始まりました。
・飼育ケース(できれば大きめのもの+底がふかいもの)
・カブトムシ幼虫飼育用の発酵マット
・スコップ(糞を取る用)
・霧吹き
カブトムシ幼虫飼育用の発酵マットは100円均一ショップなどでも売っていますが正直あまり質がよくなく、小さな虫も結構わいていることが多いため我が家ではこちらを購入していました。質もよく安価だったのでとても良かったです。
またマットの交換については夏から秋にかけては1か月に1回、冬場は2,3か月の1回のペースで替えました。(たぶん合計で5回ほど替えました。)
まっとを変える度にどんどんとおおきくなる幼虫たち。大きくなるにつれて虫感が出てくるのでママはだいぶ気持ち悪がってました笑
カブトムシの幼虫は、夏から秋にかけて育ち、冬になると土の中で動きを止めて冬眠に入ります。管理は地味だけど、着実に成長していく姿に感動を覚えました。

こちらは8月頃の幼虫

こちら冬入り前の幼虫たち。けっこう見る人が見るとグロいのでモザイクかけました笑
クリックすると見れます。(虫苦手な方は閲覧注意です。)
【蛹編】春になりついに蛹へ!
冬を超えて3月頃になるとまた幼虫たちはもぞもぞと動き始めていました。
そして先日、飼育ケースを覗いてみると

蛹になってる!!
すこし見えづらいかもですが蛹室という蛹になるための部屋を作り、色も茶色になりしっかりと角もみえました。小さな幼虫から育ててここまで大きくなったことはかなり感動です。こんな感じで下から見ると続々と蛹になる準備をしていました。

これがすべてカブトムシになると思うと少しビビっています。。
・基本はそっと見守る
・3月頃からはマット交換をしない
・マットは蛹を作るのに十分な深さにする
・一度蛹室を作る過程に入ったら触らない
ここまでくると後は羽化するのを待つだけです。
またカブトムシになったタイミングで【羽化編】を書きます。
子供(6歳-7歳)がカブトムシ飼育を通じて学べたこと
カブトムシを育てる中で、子どもたちはただ「楽しい」だけでなく、多くの気づきと学びを得てくれました。特に大きかったのは「命の尊さ」。最初に飼っていた成虫が寿命を迎えたとき、6歳の息子は本気で涙を流していました。「ちゃんと世話してたけど、やっぱり死んじゃうんだね」と口にした姿に、命の儚さと向き合う貴重な機会になったと感じます。また、毎日の世話や観察を通じて、「責任を持って続けること」の大切さも自然に学んでくれました。何気ない夏の体験が、子どもたちにとってかけがえのない学びの時間になったと思います!
カブトムシ飼育のよくある質問
- Qカブトムシの寿命はどれくらいですか?
- A
成虫になってからの寿命は、だいたい1〜2か月ほどです。夏の間だけの短い命ですが、その中で交尾・産卵までしっかりと果たしてくれます。
- Qどのくらいの頻度でエサをあげればいい?
- A
昆虫ゼリーは常に1〜2個入れておき、切らさないようにしておくのが基本です。食べ残しがカビていたら、すぐに取り替えてあげましょう。
- Qカブトムシは1匹でも飼えますか?
- A
はい、もちろん飼えます。オス1匹だけでも元気に過ごせますし、複数入れるとケンカすることもあるので、単独飼育もおすすめです。
- Q幼虫のときは何を食べているの?
- A
マット(土)を食べています。発酵された腐葉土タイプの昆虫マットが栄養たっぷりで、幼虫の成長にぴったりです。
- Qマット(土)の交換は必要ですか?
- A
はい、特に幼虫期はフンがたまってくるので、1〜2か月ごとに表面の交換をしてあげると清潔に保てます。全替えはストレスになるので注意。
- Q成虫が死んでしまったとき、子どもにはどう伝える?
- A
「頑張って生きてくれたんだね」「世話してくれてありがとう」と、子どもが関わったことを肯定する伝え方が大切です。命の終わりも、学びのひとつです。
まとめ
去年の夏のカブトムシとの出会いが、我が家に大きな変化をもたらしました。捕まえた夏の夜から始まり、産卵・幼虫の成長・冬眠・蛹化と、1年をかけて命を見届ける体験は、子どもたちだけでなく私たち親にとっても深く心に残るものでした。命を育てるということは、手間も時間もかかりますが、その分「育てる楽しさ」と「命の重み」を実感できます。これからカブトムシ飼育に挑戦する方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。ぜひお子様と一緒にカブトムシ飼育にチャレンジしてみてください!
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