子どもがのびのび育つために。共働き家庭の私たちがやめた5つのこと

育児と子どものこと

はじめに

朝から「早くして!」を連呼し、ごはん中は注意の連発。夜には寝かしつけと同時に自分もぐったり。共働きで育児をしていると、つい毎日が「こなす」だけの時間になってしまいます。

そんなとき、ふと立ち止まって考えました。

パパ
パパ

子どもがのびのび育つには、親が何を“やるか”よりも、まず“やめる”ことが大切なのでは?

そして、実際に色々とやめてみることで、家の中の空気が変わり、子どもたちの表情も穏やかになっていくのがわかりました。

この記事では、共働き家庭の私たちが**子どもの育ちに良い影響があったと感じた「やめてよかった5つのこと」**をご紹介します。


【1】「早くして」と急かすのをやめた

共働き家庭にとって、朝はとくに時間との戦い。出勤前の準備や子どもの送り出しでバタバタする中、つい「早くして!」を連呼してしまいがちです。

しかし、子どもは大人と違って時間感覚が曖昧。何度言っても動かないことで、親のイライラが募るという悪循環が生まれていました。
そこで以下のようなことを試しました。

改善した方法:
・「あと5分で出発だよ」と、予告型の声かけに変更
・支度の段取りを前夜に共有しておく
・5〜10分の余裕をスケジュールに組み込む

これだけで、朝の雰囲気が驚くほど穏やかになり、子どもも自分のペースで行動できるようになりました。

実例:靴を履くのに時間がかかっていた息子が、「じぶんでやる」と言って先に玄関へ向かうようになった日、思わず「今日はスムーズだったね」と二人で笑いました。


【2】食事中の細かい注意をやめた

「ちゃんと座って」「こぼさないで」「遊ばないで食べて」――食事のたびに注意ばかりしていた時期がありました。

親としてはマナーを教えたい一心でしたが、注意される側の子どもにとっては、楽しいはずのごはんがストレスの時間になっていたかもしれません。

改善した方法:
・注意は最低限、会話を中心に食事を進行
・「今日なにが楽しかった?」などの話題を毎食取り入れる

実例:「今日の給食、◯◯だった!」と話しながら笑う子どもを見て、ようやく“食卓が安心できる場所”になったと感じました。


【3】他の子と比べるのをやめた

SNSやママ友の会話で耳にする「○○ちゃんはもう九九言えるんだって」「○○くん、英語習い始めたらしいよ」などの情報。

つい自分の子どもと比べてしまい、「うちの子は大丈夫かな…」と不安になることもありました。

でも、子どもにはそれぞれの成長スピードがあります。比べても解決にはならないし、むしろ親の不安が子どもに伝わってしまうと気づきました。

改善した方法:
・できないことより、できるようになった小さな成長に注目
・昨日との違い、自分との比較を意識する

ある日、「まえは全部着替えさせてたのに、今日はパジャマを自分で畳んだ!」と気づいた瞬間、比べる必要なんてないと実感しました。


【4】予定を詰めこむのをやめた

せっかくの休日、どこか連れて行かなきゃ、何か経験させなきゃ――と予定を詰め込んでいた時期。

でも、移動やスケジュールに追われて、気づけば子どもも親も疲弊。

改善した方法:
・週末の予定を1日1件までに制限(余裕があれば予定を追加で入れる)
・あえて予定を入れない「だらだらデイ」を作る

実例:「今日は何しようか?」とだけ伝えた日、子どもたちは段ボールで工作を始め、部屋に“秘密基地”を作り上げていました。詰め込まない時間が、想像力を引き出していたことに驚きました。

のびのび育つには「余白」が必要だと実感しています。


【5】 「ちゃんとした親でいよう」と思いすぎるのをやめた

「手作りごはんじゃないとダメ」「毎日絵本読んであげないと」など、理想の親像を追いかけていた頃。

でも実際には、疲れている日はあるし、時間がない日も当然あります。

改善した方法:
・完璧を目指さない。70点でOKと思う習慣
・子どもと「今日はレトルトね」と共有して笑う余裕を持つ

実例:「カレー温めただけの日」の食卓で、子どもが「これも好きだよ」と笑ってくれたとき、無理して頑張らなくていいんだと思えました。

その方が、むしろ子どもが安心してのびのび過ごせることに気づきました。



よくある質問:Q&A

Q. 子どもが朝なかなか動きません。どうしたらいい?
A. 「早くして!」と急かすよりも、「あと5分で出発だよ」と予告型の声かけに変えるだけで、子どもが自分で動き出すようになることがあります。

Q. 他の子と比べてしまいます…
A. 比べること自体が悪いわけではありません。ただ、それを子どもに見せず、昨日の我が子と比べてあげることが、より健全な成長サポートにつながります。


おわりに

子どもがのびのび育つために、何を「やるか」よりも、まず「やめてみる」ことが大きな変化をもたらすことがあります。

共働きだからこそ、手放す勇気も必要。完璧を目指すのではなく、家族全員が無理なく続けられる心地よいペースを見つけることが、なによりの子育ての土台になると感じています。

あなたの家庭でも、「やめてみる育児」、一度試してみませんか?

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